「俺と…結婚してください」

そう。
箱の中に入っていたのは、ダイヤがキラキラ輝く婚約指輪だった。


「…」


あれ…?
何でだろう。
涙が止まらない。


「佑衣⁉︎」

「…嬉しくて…涙が止まらないの…」

「ってことは…」

「…よろしくお願いします」


潤椰の顔がニコッと微笑み、私もつられて微笑んだ。

そして…潤椰に抱きしめられ、


「佑衣は俺が守るから」


と耳元で囁かれた。


「うん…」



その日は…最高の日だったよ。


ありがとう。