「優華は無事か?」

「ああ、今寝てる。睡眠薬飲まされてるから。」

…っ良かった…。

ホッとして、その場にへたり込んでしまった。


「…今からホテルに送る。お前も帰ってくるんだろ?」

松本が呆れたように続ける。

「…たりめぇだ。」