~優華side~

「…はぁ。」

また、ため息をつく。

あの事件からしばらくして、傷もよくなりあたしが退院する日が来た。


「優華、手続きすんだわよ。」

ママが病室に入ってきた。

「うん…。」

「なぁに?元気ないじゃない?」