クリスマスからしばらくたって、契約の一年があと1ヶ月ほどに迫っていた。

その日、あたしは久しぶりに斗真から昼食に誘われて、一緒にレストランにきていた。


「おいしい。斗真って、色々知ってるよね。」

斗真が連れてきてくれるところは、どこもおいしいとこばっかり。


「そんなことないよ。俺だって、毎回悩んでんでんだから。優華に喜んでほしいからさ。」