「は~い!どうぞーー!」

香菜から返事が来た…。
ドキドキっ

蓮が言った…。

「香菜ちゃん?分かる?俺のことを…。
長島 蓮だよ?」



「……。」

香菜は黙り混んだままで、
戸惑ったような表情をしていた…。



「覚えてないよな!ごめんっ深く
考えなくていいから…。」

蓮はそう言ってたけど顔は、
苦しそうだった…。

あぁー苦しいのは俺だけじゃなくて
蓮も同じだったんだ――――――――――



「ごめんね…。
でも絶対思い出すから!
あっ純君も香菜ちゃんの事も!」

あぁもう前みたいに香菜が、
純って呼び捨てで呼んでくれる事なんてないんだ…。