そう真夏ちゃんは、泣きながら
俺に教えてくれた…。



俺は、香菜が記憶喪失になったことが
信じられなくて、ただただ呆然と
たたずんでいた―――――。



「俺は、これからどうすればいいんだ?―――」



「純、とりあえず香菜ちゃんと
はなそーぜっ!」

蓮は真夏ちゃんと俺を気遣ってか明るく
そういった…。

ありがとな、蓮…。
俺は、お前の暖かさに少し落ち着ける事ができた…。




コンコンっ蓮が病室のドアにノックした…。