さっきのところから徒歩10分くらいでしょうか。

あの人は組織が片付けてくれるはずです。

いや、それにしてもここら辺の夜道は暗いです。

どうでもいいですが。

「愛、現実逃避やめようか。」

なぜきらりちゃんはわかるのでしょうか。
いやこれは現実逃避したくなります。

「お、大きいです。」
「だね、マンションってこんなにでっかいんだね。」

初めて知りました。

大きすぎます。マンション。

「愛!きらり!来るの遅いぜ!」

「お前はうるさい。」

その通りだと思います。

最初話しかけてきた男の子はCloverこと
青山千秋-Aoyama Chiaki-君です。

その千秋君を注意していたのはSpadeの
釘崎 蓮汰-Kugisaki Renta-君です。


「早く中入ろうよー」
「きらりの言う通りだぜー、入ろー」

うるさいです。ものすごく

「蓮汰君、部屋はどこですか?」
「最上階のはずだ」
「千秋は階段であたしはエレベーターね!どっちが先に登れるか競争しましょ!」
「まてまて、きらり。流石の俺でも階段はきついぜ?」
「やる前から負けを認めんの?男らし「わかった!わかったから!負けたらいつものあれだな?」
「そうよ?愛!よろしく!」

「またやるんですか。行きますよ?よーい、ドン!です。」