千秋君。どうしようもない馬鹿ですね
やっぱり

きらりちゃんは少し嬉しそうですが

ご飯をたべて帰ってきたわたしたちですが
家のまえの小包みに楽しい雰囲気をすべて壊されました


仕事ですか?なんで?千秋君はもう行ったのに


まさか
「千秋君の仕事は前からきまっていたからですか?」

「「「………」」」

無言で小包みをもって家にはいる蓮汰君

それに続いてきらりちゃんと私も部屋に入る


リビングの大きなテーブルに小包みをおく

「開けるぞ」

そういって小包みをあける蓮汰君

中には10cmほどの正方形の箱が入っていた

箱のふたをとると

青いスペードの紙に仕事内容が書かれていた

ため息をつく蓮汰君

少し安心した様子のきらりちゃん


実は私も少し安心しました。

人を殺さずに済むんですから


でも人を殺すのが嫌いなだけです
人を殺すのが悪いことなんて思いません

組織にそうやって育てられてきたから