爽の声みたい… 会いたいからそう聞こえたのかな。 あたしは、どんどん近づく。 「あ、やっぱり莉宇だ。」 本当に爽? 「そ…う?」 爽に会えたことが何よりも嬉しくて。 普段は絶対にするわけがない行動、思わず抱きついてしまった。 「莉宇? ちょっときつい…」 「…うるさい」