「その顔は、なんで僕がいるか、分かんないって顔でしょ?」


そりゃそうでしょ。
もうすぐ帰るってことは、分かってたけど、こんなすぐとは…

思いもつかないよ。


「ねぇ、無視しないでよー?」

そんなことを言いながら、のんきにあたしのベッドの上に座ってる。


「ねぇってばー!! りーうっー!!!!!?」

「着替えるから、部屋から出て。」

「別にいーじゃん。 裸を見あったなかでしょ?」


はぁ?
それは、一体いつのお話でしょーか。

この人といると、なんか疲れる。
あたしが、嫌な顔をしていると、

「そんな、あからさまに分かりやすい顔しないでよー!!」

嫌なもんは、嫌だしなー。

そして、やっと部屋から出て行ってくれた。