ぎりぎり、間に合ったー! 電車にも送れずに乗れて、無事に学校に入れた。 ガラガラッと教室のドアを開けて中に入ると、何故か西巻があたしの席に座っていた。 「そこあたしの席なんだけど」 「おはよう、松井!今日はサンキュな」 「う、うん!それより、そこあたしの席……」 あたし、座れないんだけど。