喧嘩のホントの理由


次の日。
理由は特にないけれど、ちょっと早めに登校してみた。

秋になり始めた今。
ブレザーを着ていてもまだ肌寒い。


まだ誰もいない門を潜っていく。


「おっはよう♪」

「いっ……!ちょっと怜衣!痛いよ!」


クラスノ靴箱へ向かおうとしたとき、親友の怜衣が私に突進してきた。

「ごめん。でも、珍しいわね……。あんたが早く来るなんて」

「なんとなく……ん?」

「どうかした?」


上靴に履き替えようとしたら、柔らかいものが乗っていた。