────────…… そして現在。 彼は無言でハンカチを奪い取って、しかめっ面しながら立ち上がって歩いていってしまった。 「なによ、あれ……。一言『ありがとう』も言えないの?」 私は彼の姿が見えなくなるまでただ心配しながら見つめていた。