「椿がどんな名前だとしても、俺達はお前を椿って呼ぶ」

「…」

「お前は俺に拾われたペットだ。だから、ワガママも言っていい。なんでも聞いてやる」

椿は布団の中にもぐった。
そして、静かに泣いた。