「どーう? 似合ってる?」

ポニーは大きく口を開け、まるで笑っているかのように前歯をニカッとさせます。
ルルはそんなポニーを見て、満開に咲いた花びらのような笑顔で喜びの声をあげました。

「わぁっ、ポニーありがとう!!」

ルルは都会の子っぽく長めのスカートの裾を少しだけつかみ、可愛らしくお辞儀をし、ポニーの背中にその小さな指先を添えて一言。

「さぁ、ポニー王子。ルルと一緒に行きましょう」

ポニーは嬉しそうにヒヒンッと返事をし、ルルもまたそれを見てウフフッと小さく微笑みます。