ルルは馬小屋の鍵を開けるとポニーを連れて中に入っていきました。

牛さんは小屋の中で、ぐっすりおやすみ中です。
ルルは牛さんの白と黒の入り混じった毛の色を見て、話し出しました。


「ポニー・・・。ルルのことどう思う? ルルは普通じゃないのかなぁ・・・」

ポニーはヒヒーンと一鳴き。

「ポニー、判らないよ・・・」

ポニーは人の言葉を話せません。
本当は『そんなことないよ。ルルは素敵な女の子だよ』とルルに言いたかった。
しかし、馬であるポニーはそれは出来ません。

ポニーはヒヒンと鳴くと寄り添うようにルルの近くにいきました。