一人の少女がいました名前はルルです。

街外れにある牧草地に家があり、ルルは母親と二人、そこで暮らしていました。
真っ赤な屋根に風見鶏が付いた可愛らしい小さなお家。
家の隣には小屋があり、小さなお馬さんのポニーと牛が一頭います。

そんなに広いとは言えない牧草地だけれど、二人しかいない彼女たちにとっては充分なぐらいの広さでした。