「…………理恵。運動神経悪すぎ」
呆れた表情の菜穂。
その隣では心配そうな表情の月見里君。
「あははは、無理です。月見里君もごめんなさい。心配かけちゃってみたいで」
運動神経の悪さだけは自慢できる私はドッチボールで見事に顔面直撃。
だけならよかったけれどそれでよろけた先には大木があって。
ごーん。
失神した私は保健室に運ばれたというわけで。
「ほんと、心配したよ。まあ、元気そうで安心した」
ふう、と息をはく月見里君の表情にはさっきまでの翳りはなかった。
「気持ち悪かったりしない?」
保険の先生に大丈夫、と告げるともう帰ってもいいと許可をもらえた。
「結局、総合優勝クラスはどこだったんですか?」
放課後約束していた月見里君と帰宅中。
菜穂は、
「あたしは蓮といちゃつきながら帰るー。んじゃっ」
と、藤堂先輩の腕を取って言ってしまったので二人きり。
失神している間に表彰式が終わってしまったのでまだ結果を知らなかったのだ。
呆れた表情の菜穂。
その隣では心配そうな表情の月見里君。
「あははは、無理です。月見里君もごめんなさい。心配かけちゃってみたいで」
運動神経の悪さだけは自慢できる私はドッチボールで見事に顔面直撃。
だけならよかったけれどそれでよろけた先には大木があって。
ごーん。
失神した私は保健室に運ばれたというわけで。
「ほんと、心配したよ。まあ、元気そうで安心した」
ふう、と息をはく月見里君の表情にはさっきまでの翳りはなかった。
「気持ち悪かったりしない?」
保険の先生に大丈夫、と告げるともう帰ってもいいと許可をもらえた。
「結局、総合優勝クラスはどこだったんですか?」
放課後約束していた月見里君と帰宅中。
菜穂は、
「あたしは蓮といちゃつきながら帰るー。んじゃっ」
と、藤堂先輩の腕を取って言ってしまったので二人きり。
失神している間に表彰式が終わってしまったのでまだ結果を知らなかったのだ。