「ひきづってなんかないよ。新しい恋が見つからないだけ」 R♡T…大河がくれた指輪をそっと外し、手に握りしめる。 「やれやれ。恋が見つからないなら探すしかないかな。じゃあ、合コン」 「えっ、ちょっと…」 私が止める間もなく、祐奈は誰かに電話をかけた。 「よし!今日の7時に迎えに行くから準備しといてね」 はあ…私は小さくため息をついた。