駅に着いて、なんとなくベンチに座ると一気に気だるい感じと涙が襲ってきた。


人はまばらで、道行く人たちは皆ベンチに座り一人でひたすら泣いているあたしを横目で流して足早に去っていった。


全然止まらない涙は、首に巻いたマフラーに次々と染みていって、このままだと絞れるくらいになるんじゃないかって思わせた。


別に後悔はしてない。

ただ、思い出は確かにあたしの心の中に残ってるから・・・ーーーーーーー。