ー次の日ー
一時間目の授業は、理科だった。
(サイアク)
一之に「男子男子w」って言われた時から、今まで一回もしゃべってない。
はー身体かったるいわー。
私が足をぶらつかせながらイスに座っていると、
「おい、ダンホルゲン、これ見ろよ!」
と男子たちに意味不明なあだ名で呼ばれた。

「瑞希、男子っぽいから、女なのに、だんせーほるもんのほうが多いんぢゃないのかなぁ?ww」
「あ、じゃあ、だんせーほるもん人間。
略して‘‘ダンホルゲン’’っていうあだ名とかいいんぢゃない?ってコトで決まったんだ!俺が考えたんだ!すげーだろー」
何じゃそりゃ、座布団一枚!じゃなく、
「何のよう?」と答えたら、余ったイスで机と机をつなぐ橋(?)を作って、
「そっちのイスに座ってるやつらみんな純情で、こっちのイスに座ってる俺らは、もう‘‘脱☆純情’’してるから、この橋
(?)は、『成人への架け橋』だぜ!」
男子グループのリーダー的存在の、佐藤
つかさが言った。
私ら、爆笑。
なーんてやっててのろけてたから、私の右腕で、炭酸水、お酢、水酸化ナトリウム、塩酸とか色々入ってたビーカーを倒して、
一之の教科書にぶちまけちゃった!!
Σ(゚д゚lll)Σ(゚д゚lll)Σ(゚д゚lll)
一之は黙っている。
またまた、ど、ど、ど、どうしよう!!