「なんかお前、男子っぽいな」
6年1組の教室に入ってすぐに言われた言葉は、私のココロに突き刺さった。
えーっと、私森川瑞希は、ピッチピチの女で、さらさらロングヘアが自慢で、今日なんかちょーミニスカート、の私が、
「だんしぃぃぃぃぃ!!!?」
あがががががが、、、。
「ちょっと男子!失礼でしょー!」
「瑞希、なんにも気にしなくていいかんね!!」
親友の千花と夏希が、私をかばってくれた。 ありがと!2人とも!
、、、、、でもですね。私が男子っぽいって言われるのも無理ないかも。
だって、不器用なんだもん(泣)
家庭科の授業のエプロン作りはビリだったし、 でも、いくら不器用でも、
言っていいコトと言ってはいけないコトの区別もわからない人に「男子っぽい」
とは言われたくないですぅぅぅだ!
それに、好きな人もいるし、(男子)
私の隣の席の、鈴原一之。ちょーかっこいいんだ!だから、毎日欠かさず、オシャレしているの。可愛く見えるように。
でも、一之は、シャイで、私みたいに、
ズバズバものを言わないから、名に考えてんのかわかんないから、私をみたときの反応とか、イマイチわかんないんだよなー。 ん?なんか忘れているような
、、、。あっ!
「千花、夏希おはよう!」
「何でこのタイミング!?ww」
「はよーございます」
ふー。2人のあいさつがまだだった。
だから、男子男子って言われてるのを
一之に見られたら、(やはりすごいタイミングww)一之がココロのなかでどう思ってるかもわからないから、ちょーハズい、、、って、ちょっとまてよ。
おそるおそる一之の席を見ると、、、 、、、一之がいた。いつもならもっと遅くにガッコに来るのに!
もう最悪!
私は、何もなかったかのように席に着いた。よかった。一之は、何も言わない。教室にいたけど、実は、気がつかなかったとか!!
ホッとしながら授業を受けていると、一之が私の肩をトントンして来た。なになになに!?期待していいですか?
ドキドキしながら一之に顔を近づけると、耳元で「男子男子w」
って言って来た!!サ、サイアクだ!
自分の大好きな人に男子って言われたら
「 男子男子w」=女と思われていない
ってコトだよね。
ど、ど、ど、どうしよう!!