甘いキスと蜜の味【本編完結】


初めて天城先生と過ごしたクリスマス。

『俺の今の気持ちだ。』

そう言われて渡されたプレゼント。

ワクワクしながらリボンをほどき

ラッピングを開けるとそこには

有名な某ブランドの小箱。

これって…もしかして。

そう思いながら

箱をパカッと開けると

「……………!!」

目に飛び込んで来たその輝きは

サイズ違いのペアリングだった。

驚きで言葉にならない私の左手を

自身の両手でそっと包み込んだ先生は

『…前にも言ったけど
光華…俺と一緒に暮らそう?
ずっと、一緒にいよう?

…俺と結婚して下さい。』

と、言って

私にプロポーズをしてくれた。

「…………。」

突然のプロポーズに

実感がすぐにはわかなかったけど

「…光華のそばにずっといたい。
もう、一生離さないから。
卒業したら、堂々と街を歩こうな?」

と、もう一度囁いてくれた

先生からの愛の言葉に

涙で視界が歪む私は

頷く事で精いっぱいだったけど

先生は優しく微笑みながら

私の左手薬指に

そっと指輪をはめてくれた。

いつのまに…。

どうやって調べたのかと思うくらい

先生からの愛の証は

サイズもピッタリだった。

こんなに高価なプレゼントを

貰っていいのかな?と思うくらい

左手薬指に輝く美しさに

私はただただ見惚れていると


「…光華も俺にはめてくれる?」

そう言って先生は

左手の甲を上にして私の前に出した。

細く骨ばった指。

でも、私の好きな先生の手。

そっと私も軽く添えるように握ると

「………不束者ですが
よろしくお願いします。」

と、プロポーズの返事に答えると

私ももう一つの指輪を

先生の左手薬指にそっとはめた。