甘いキスと蜜の味【本編完結】


天城先生の彼女になった私は

平日は学校とバイトの毎日だったけど

週末は電車に乗って隣県にある

天城先生が住むマンションへ

行くようになった。

E大付属の教諭になった先生は

部活の副顧問もしているだけあって

休みの日も部活の監督補佐で

不在が多かったけど

先生の匂いがするこの部屋に

入れる権利が与えられた喜びで

私は満足していた。


ご飯を作って待っていたり

宿題をしたり

読書をしたりして

先生の帰りを待っていた。


そんな私に、帰宅した先生は

「…会いたかった。
危うく、俺のココロが
バッテリー切れになるところだった。」

と、クスクス笑いながら

会えなかった時間を埋め尽くすくらい

たくさんの抱擁とキスをくれた。

先生の温もりに飢えかけてた私も

そんな先生の背中に腕を回した。

ギュッとしがみつけば

力強く抱き締め返してくれて

先生のコロンの香りを吸い込むと

「…充電したい。」

と言って与えられる

先生からのキスは

私を大人にさせるくらい

柔らかくとろけそうで

何度も交わすキスは

唇の感覚がわからなくなるくらい

絡みつく熱い舌は

足の力が抜けて重心が

かけられなくなるんじゃないかと

思うくらい

時には激しいけど

蜜のように甘くて優しい時間に

させてくれた。