えっ!?私の事を話したの!?
教師が生徒を好きになったなんて…。
そんな事を話したら
来年のお話がなかった事になんて
ならないのかな?
先生の想いは凄く嬉しいけど…。
不安になって
天城先生のシャツをさらに握った。
「…学長さんは、それを聞いて
天城先生を怒ったりとかは
しなかったんですか?
教師が自分のクラスの生徒を
好きになったなんて話して
来年のお話がなかった事になんて
大丈夫なんですか?
先生は素晴らしいから
私のせいで…
先生の将来に迷惑かけたくない。」
すると、天城先生は私を引き離して
両肩に手を置くと、鋭い視線のまま
「…お前が俺に迷惑かける?
逆だろ!?馬鹿を言うな!!」
と、低い声で私を一喝した。
私はビクッと再び肩が震えた。
両肩に置かれた先生の手が熱く
ズシッと色んな重みがカラダに伝わる。
「…悪い。」
先生は目を伏せて一言謝ると
「…迷惑をかけているのは俺の方だ。
だから…花村が謝るな。
俺は素晴らしくはない。
生徒を好きになって
公私混同してるんだからな。
…ロリコンと言われても
俺は言い返せないし、否定出来ない。」
そう言って、瞳を開けた先生は
右手を私の肩から離すと
そっと私の左の頬に触れた。
少し汗ばんで熱い先生の手。
こんなに近くで先生を見る事も
触れられた事もない。
先生の切れ長の鋭い瞳と骨張った指先。
絡み合うその視線に
私の心臓の音が速さを増していき
顔が火照りそうになる。
