甘いキスと蜜の味【本編完結】


野放しにはしない?

「…それは、どう言う事ですか?」

私をジッと見つめる天城先生に

ドキドキを抑えつつ聞いた。

すると、先生は口角を上げながら

「…さっきの写真2枚は
あとで、あいつらの担任と
学年主任に提出して報告する。
…あいつらは受験生にも関わらず
今日の登校日と、実力テストを
サボっている。

…本人達から一応
欠席の連絡は受けているが
2人とも俺が電話を取ったから
運が悪かったな。
かけてきた時間帯も
登校時刻ギリギリで
5分違いでかかってきた。

…恐らく、翌日が登校日である事を
あいつらが忘れていたか
あるいは、知っていても
早朝に帰れば間に合うと思い
安易にそのまま宿泊して
寝坊したかだろうな…。」

どちらにしても
あの写真は大いなる証拠になる。

別に高校生が
『浮気するな。』とか
『公園でキスをするな。』とか
『ああ言う如何わしい場所へ行くな。』
と、言ってる訳じゃない。


しかし、今回のあいつらは
不純な理由で登校日と
実力テストを欠席している。
誤魔化しても証拠はあるし
追い詰めれば必ずボロは出る。

そうなれば、あいつらは
軽くて厳重注意。
重くて、新学期から
一週間程度の自宅謹慎か停学処分。
当然、内申書は不利になり
大学・短大等の推薦試験は
受験不可になるだろう。

…お前を傷つけた代償を
あいつらには背負って貰う。

…それだけだ。
わかったら、帰れ。」

そう言って、天城先生は

私から視線を外した。