逆走チルドレン

『勉強会を開いて仲良くなっちゃっおう』作戦

「佐々木さーん。こいつに勉強教えてくれないかなっ!」
隣のクラスの教室の前。佐々木さんを呼び出し、お願いをする。
「えッ?えっ?」
目をぱちくりさせながら佐々木さんは慌てる。
ふっ。驚くのも無理もない。
何故って私は大賀の頭を押さえつけて土下座させているからだ。
なんだあれっと周りが注目する。それに気がつき、佐々木さんは、
「お、オーケーです!だから、頭を上げてくださいっ!」
作戦通り!断られないように追い詰めるのが成功した!
あとは頑張れよ!大賀!





「で、ここの公式はこうして……」
「へーなるほど!」
放課後、我がクラスに佐々木さんをお呼びして、勉強会を開いた。といってもいるのは私と大賀と佐々木さんだけだけど。
「さすが学年二位……教え方うまいなー」
大賀も馬鹿じゃないけど、学年トップクラスまではいかない。
「佐々木さんのおかげだわっ!ありがとう!」
嬉しそうに笑う大賀。いや、幸せそうだ。
「………………ごめん、ちょっとお花摘みいってくる。」
それを見て、思わず教室を出ていったしまった。