私達は無事ショッピングセンターにたどり着いた。
「やっと着いたな。あっ、今日は橋本に妹のプレゼント選んで欲しくてさ…」
あっ、そういうことか。
最初からそう言ってほしいよ。勘違いするところだった。
「いいよ。妹ちゃんは何年生?性格は?おっとり?元気?」
せっかくだし良い物選びたい。
「奈緒は4年生だな。性格はおっとりしてる。こっちが心配になるくらい 。」
おっとりしてる子が好きそうな物。しかも4年生。私なんかと好み合うかな…
性格が違う。おっとりなんて私とかけ離れてるよ。なんで選んだの私なんだろ?
「好みは橋本と似てるから。橋本のセンスで選んでくれ。」
「そうなの⁉よかった。」
これなら心配なく選べるね。


