職員室から出て来た速水が数人の女子を連れて歩いてくる。











本当は速水の顔なんて見るのはごめんなのだが…










逃げるのも悔しいからな…











私は歩いてくる速水を睨みつけた。










するとすれ違いに…











「…そんな顔してっと可愛い顔が台無しだぞっ」










「なぁっ……!」










速水が耳元で囁くもんだからなんかゾワゾワする…!










もちろんそんな速水の囁きは周りの女子には聴こえないわけで…










「ねぇ〜速水君今なんて言ったの〜?」










「早くお弁当食べようよぉ」










「うん。お弁当食べようか」










な〜んて速水はいつもの表の爽やかな笑顔で女子に言った。










…もうっ皆あの笑顔に騙されてるんだから!