龍神様との恋愛事情!



 いつ私の「お迎え」が来るかわからないということで、私達は大急ぎで屋形へ飛んだ。

すると、丁度よく屋形の最上階に千早様、伊吹様、シトリ様の三人がいた。


「毒龍、そのミズグモという奴を引き渡せ。俺が殺す」


腰の刀に手をかけて凄まじい殺気を放つ伊吹様。


「生憎と、それは無理だな。すでに澪が殺った。ミズグモ一派の残党狩りになら参加可能だが?」


平然と語るシトリ様。


「………参加したい気分だね。そいつらにどん底の絶望を味わってもらいたいよ」


伊吹様に負けず劣らずブラックオーラ全開の千早様。


この殺伐とした空気の中に、のほほんとした朧様が割り込んだ。


「こんばんは、皆様方」


ニコニコと笑みを絶やさず三人の方へ歩み寄る。