悠斗さんと風太くんがやって来た。
「あ、見つかったんだな」
悠斗さんが私達の姿を確認してからシトリ様を見る。
「あなたがシトリ様ですか?」
「そうだが」
「聞きましたよ。澪様の親父さんなんですよね?俺、悠斗っていいます。澪様にはいつもお世話になってます」
「ふん!挨拶など無用。私は毒龍だ。あまり関わるな」
「え~!つれないですよ!澪様から偉大な青龍だったって聞いて、会えるの楽しみにしてたのに!」
「澪め……余計なことを」
煩わしそうに悠斗さんを見てるけど、満更でもなさそう。
さりげなくも褒められて嬉しそうだ。
「あ!そうだ!シトリ様も俺達と一緒にやりません?かくれんぼ!」
「は?」
「最初に見つかったから今度は俺が鬼なんです。翔太と風太お願いしますね」



