龍神様との恋愛事情!


「いいな~。他の屋形には行ったことないんだよなぁ俺。澪様があんまり外に出してくれなくってさ。散歩くらい良いと思わねぇ?」


「散歩もダメなんですか!?」


「そ!過保護すぎるんだよ、うちの澪様は。外は危ないから~って」


澪様らしいというか…。

ムスッとした表情で「ダメです!」って睨む澪様が簡単に想像できる。


「ま、でも…澪様が心配してくれてんのはわかってるから、ごねたりしないけどさ」


「……澪様って、厳しくないですか…?」


「ん~、確かに厳しいとこもあるけど、基本俺らには甘いよ。優しい。うん」


優しい澪様…?

それはちょっと想像できないかも。

私と向かい合う時はいつも目をつり上げてるからね。


「でさ、食べ終わったら上行かない?みんなに会わせたいんだけど。嫌かな?」