「い、いえ!自分でできますっ」
「俺がやると言っている。任せろ」
「あっ、ちょっと待っ…!」
強引に掛け布団を引っぺがされた。
生まれたままの姿が伊吹様に曝される。
「…………」
伊吹様の手が止まった。
無言でジッと見つめられ、身体が熱くなる。
「あの…」
声をかけたら近寄ってきた伊吹様に鎖骨を吸われた。
「んぁ…!」
「……ふっ、イイ声だ」
吸われたところを恐る恐る確認すれば、なんとそこにキスマークを発見。
……………ん?
き、キスマーク!?
「こんなところにっ!」
「目立たなければ意味がない」
偉そうに言われてしまった。
呆然とキスマークを眺めているうちに私の着付けが進められていく。
あれよあれよと言う間に手際のいい伊吹様によって私の着替えが終了した。



