確かに……寝間着だ。
しかも一回びしょ濡れになったやつだから気持ち悪い。
なんか…お風呂入りたいな。熱々の。
「おばあちゃん、やっぱりまだご飯はいいや。先にお風呂入ってくる」
「あらそう?わかったわ」
おばあちゃんを台所に残して私は一旦、自分の部屋へ戻った。
「はぁ~…」
部屋に入って独りになって……大きな溜息。
色々ありすぎて、頭の中の整理が必要みたい。
鏡花様の死。
朧様との出会いに祝福。
そして何より…。
「私……千早様と…」
まさか、こんなにも早くあんなことになるなんて…!
恥ずかしい!けど…。
「嬉しい…」
とっても幸せを感じたの。
これから私と千早様はどうなっていくんだろう。
未来がどうなるかなんて、まださっぱりだけど、千早様を信じていこう。
「よし!とりあえず、お風呂!」
私は着替えを持って一階に降りていった。



