千早様は、悪くないのに…。
思いを伝えるために千早様の着物をキュッと握ったら、ピクリと反応された。
それから、急に千早様が川へ潜った。
抱きしめられていた私も一緒に水の中へ。
「ぷはっ」
すぐに千早様が水面へ上がってくれたから、苦しくはなかったけど…おかげで全身余すところなくびちょびちょに。
髪も首や頬に張り付いて気持ち悪い。
はずなんだけど…。
「千早…様…」
私は「水も滴るイイ男」を地でこなした千早様に見惚れてしまった。
彼の髪にちりばめられた水滴が、月の光を受けて放つ金色の輝き。
異性を誘惑するように、なまめかしく着崩れた青い着物の隙間から覗く白い肌。
無意識に前髪を掻き上げる、その色っぽい仕種。
ダメ……!千早様!刺激的過ぎるよ…!!



