見下ろしたら千早様も全身ずぶ濡れ状態で滝に打たれていた。
二人でびしゃびしゃになるまで自然のシャワーを浴びる。
千早様はいきなりどうして水浴びなんて言い出したんだろう?
本当に、臭いを落とすためだけ?
水滴が激しく顔にかかってくるけど、私は千早様の表情が気になってしっかりと目を開けた。
すると、視界には目を閉じている千早様が映った。
顔いっぱいに滝の水を浴びて、何かを堪えるような…苦悩の表情。
いや……ひょっとしたら泣いてるのかもしれない。
鏡花様を殺したと言った千早様。
きっと、殺したくなんてなかったはず。
千早様は優しいから、多分自分を責めてる。
私のせいで、鏡花様が死んでしまったのなら……責められのは私の方。



