「アナタってホントに来るもの拒まずね」


「僕は平等主義ですから」


クロバ様とスグル様も全面的に応援してくれてるわけではないみたい。

私…龍神様達にとって、そんなに邪魔な存在なのかな…?


「君達が何と言おうと私の意思は変わらないよ」


「………そうですか。ならば、致し方ございません」


ミオ様が軽く目を閉じた。

すると彼女の全身を青い輝きが覆い、数秒後には青い鱗をまとった青龍へと姿を変じていた。


「いずれ私が、その娘を殺すでしょう」


不穏なセリフを唸るように吐き出すと、美しき青い龍は優雅に天空へ飛び上がり、消えた。