身長は、俺の頭1個分と言うところだろう。

ちなみに俺の身長は165センチである。

彼女は俺と目があうと、俺から何を感じたのか、目を伏せた。

それから逃げるように、どこかへと行ってしまった。

「何だ、あいつ…?」

彼女にぶつかった俺も俺かも知れないけど、一言くらい何か言えばいいのに。

心の中でぼやいていたら、
「おーい、いつまでそこにいるんだー」

後ろのヤツらのヤジが飛んできた。

俺は本来の目的を思い出し、再び掲示板に視線を向けた。

えーっと、3組まで見たから次は4組…と、
「あっ、あった」

“4番 霧ヶ峰七緒”と言う名前を見つけることに成功した。