ハリネズミの恋

チョコレート。

キャンディ。

綿菓子。

…何か違うんだよなあ。

さまざまなお菓子をあげて見るも、なかなか確信にたどりつかない。

一体何なんだ?

そう思って考えていた時、
「――きゃっ!」

突然聞こえた小さな悲鳴に、
「…うわっ!?」

俺は驚いた。

「えっ…」

針井の目が驚いたと言うように俺を見ている。

「いや…わ、忘れ物を取りにきたんだよ!」

俺はブレザーのポケットからスマートフォンを取り出した。