「あ、あの、まさかと思いますが・・・・・歌声が聞こえてたってことは・・・・・?」
「バッチリ」
そう言って優斗先輩は親指を立てた。
あ、恥ずか死ねる。
穴があったら入りたい。
むしろ穴掘って埋まりたい。
恥ずかしさいっぱいで沈んでるあたしに気を使ってか、
「綺麗な歌声だから、大丈夫!!」
と言って、優斗先輩は再び親指を突き出した。
「そんな気使わなくて大丈夫デス。むしろもっと恥ずかしくなるので何も言わないでください」
顔を覆いながらそう言うと、
「あ、ごめんね?」
と、焦ったような声が聞こえた。

