「フンフフーン♪」 「あ、来た」 あたしの歌っている声とかぶさるように聞こえてきた、聞き覚えのある声。 「ぎゃあ!!?」 急いで急ブレーキをかけると、あたしが止まった場所の、ちょうど真横の塀に寄りかかってケータイを持っている優斗先輩の姿。 「な、なんで!!」 昨日より早めに出たはずなのに!! そんなあたしの気持ちを見透かしたように、優斗先輩は 「昨日のことがあったし、俺と会わないように早めに出るんじゃないかと思って」 と言ってニッコリ笑った。 よ、読まれてる・・・・・!!