「何してんの、女子トイレの前で」
芽衣は手を拭きながら、怪訝そうな顔をして言った。
「あー・・・・・ちょっといろいろ・・・・・あはは」
笑って誤魔化すも、不審な目を向ける芽衣。
「じゃ、俺ら次移動教室だからもう行くね。またね」
ひらひらと手を振り去って行く彼ら。
「・・・・・またね、ですか」
ぼそり、と芽衣が呟く。
「い、いやいや!!またねって言われてももう会うことないよ!!たぶん!!」
ジッと横目で見てくる芽衣にそう言うが、未だに疑いの目を向けてくる。
「っていうか、あんたが優斗先輩達と知り合いだなんて、ちょっと意外だったわ」
二人が去っていった方向を見ながら芽衣が言った。

