Place of the fate〜運命の場所〜


「し・・・・・っと?」




そう口に出すと、




「・・・・・ん」




と頷いて腕を離した。




「なんで・・・・・?」




「この間まで俺と過ごす時間のが多かったのに、これからクラスの奴らと過ごす時間の方が増えるのかーって思うと、なんかこう・・・・・妬ける」




その言葉に、今朝のあたしを思い出す。




あ・・・・・、




「あ、たしも、思った」




「え?」




「晶と似たようなこと、今朝考えてた」




あたしがそう言うと、驚き目を見開く晶。