Place of the fate〜運命の場所〜


そして、チラッとあたしを見た。




「・・・・・だから、何」




なかなか言い出さない晶のその態度に、若干イライラしつつそう言うと、




「あーもう!!」




と、頭をガシガシと掻きだした。




かと思うと、すぐに正座を始めてジッとあたしを見据えた。




「ど、どうしたの」




その勢いに少しだけ後ずさりしようとすると、グッと腕を掴まれた。




「!!?」




「嫉妬、してんだよ」




顔を少しだけ赤らめ、晶はそう言った。