「いやいや、何不思議そうな顔してんの。あんただよ、あんた」 今度はハッキリと蘭を見て言った。 「え・・・・・」 晶の変わりぶりに、蘭と、そしてあたしも呆然とした。 「俺ね、顔見れば大体性格わかるんだよ。んで、性格悪い女、俺大嫌い」 そうきっぱり言うと、晶はまっすぐあたしのところに歩いてきた。 「今日、放課後に秘密基地ね」 周りに聞かれないよう耳元で言って、去って行く晶。