考えを頭の中から排除しようと、ブンブンと頭を振った。
でも・・・・・なんか、やだ。
そのままあたしは机に突っ伏した。
なんなんだ、この気持ちは。
あれかな、秘密基地と一緒で秘密にしてたことがみんなにバレちゃってモヤモヤするときみたいな感じかな。
それとも仲いい友達が取られちゃって寂しい感じかな。
・・・・・これだ。
寂しいんだよあたしは。
今まで晶はあたしだけだったのに、これからみんなと仲良くなるから。
昌にはみんなと仲良くしてほしい。
けど、そしたら秘密基地来なくなるのかなぁ。
様々な葛藤があたしの頭の中で繰り広げられた。
そうこうしているうちに、晶のことは学校中に広まっていた。

