「うん、ごめん。かなえが喜ぶ反応を期待した俺がバカだった」 額に手を当て、下を向く晶。 「いや、けど嬉しくないこともないよ」 あたしがそう言うと、晶はガバっと顔を上げて 「ほんと!?」 と聞いてきた。 「うん。てか、何組に転入するの?」 あたしの学校は一学年4クラスある。 ちなみにあたしは2年4組だ。 「えーっとね、確か4組だったと思う」 晶のその言葉を聞いて、今度はあたしがガバっと体を乗り出して、 「ほんと!?」 と聞いた。