第三の目って・・・・・
「なにそれ」
苦笑いしながらそういうと、
「君、馬鹿にしてるね?ほんとにあるんだからね?」
ほら、ほら、と言って晶は額の髪をのかしてあたしに見せようとする素振りを見せる。
「ちょっと、やめてよ」
笑いながらそういうと、
「やーっと笑った」
と晶が言った。
「笑ってればいいことあるよ」
晶はあたしの頭をわしゃわしゃと撫でた。
・・・・・ほんと、なんでこう、漫画でいうような、恥ずかしくなるようなことをさらっと言えるんだこの人は。
自分の顔に熱が集まるのが分かり、パッとうつむくあたし。

