Place of the fate〜運命の場所〜


「なんならさ、秘密基地もあるわけだし。ぼっち同盟でも組んじゃう?」




ニヤリ、といたずらっぽく笑い晶は言った。




「は、はぁ!?そんな悲しい同盟嫌に決まってるじゃん!!」




そんな同盟組んじゃったら、ほんとに一生ひとりぼっちなままな気がする・・・・・!!




ムキになって言い返せば、冗談だって、と言って笑う晶。




「大丈夫。かなえはいい子だからすぐに友達できるよ」




先ほどのいたずらっぽい笑みとは違い、優しく笑って晶は言う。




「会って3日しか経ってないのに、そんなことわかるの?」




わざとらしくそう言うと、




「俺はいい人と悪い人を見分ける力を持っている・・・・・。ここの額にある第三の目が判断するんだ・・・・・」




と、真顔でそう答えた。