まだ、ちゃんとあたしと話してくれる人がいる。 そう思うと、安心感からか涙が溢れてきた。 「え、あれ?どうしたの?」 そんなあたしに驚きを隠せない晶。 「ごめ・・・・。あ、たし、やっぱ幸せ、逃げ、切ってる・・・・・」 うつむきながらそう言ったあたしを何も言わずに見てくる晶。 「あんな友達、嫌なのに・・・・・一人ぼっちは、寂しい・・・・っ」 学校でも、家でも、あたしは一人ぼっちなんだ。 誰も一緒にいてくれる人はいない。